隻手音声

画業について先日述べたが、今日は述べない。
くるみミラクルの話をしよう。これはまことに優れた前世紀のゲームであり、実におおらかな、懐の深いゲームである。くるみの発言は、時に手厳しく、時にオマヌケで、キャラクターとしてはひとつのゲームの範疇を超えていると思われる。それくらい魅力がある。現代っ子にこういうものを作れと注文しても全く無理であろう。
くるみミラクルの攻略&ネタについては既にファンページというものがネット上に存在する。ファンページには、エンディングが30種類あることが記載されているが、具体的にどんな条件を揃えればいいのかは書いてない。これはファンページ作者の遠慮というか、エンディングの条件まで総て開陳してしまっては、わざわざ攻略本「くるみミラクル完全攻略ガイドブック」を買った読者に申し訳ないという気持ちがあるのだ。
実は先般ちょっとプレーしてみた。一番驚いたのが、ナギサちゃんが銛のようなものを絶えず背負っていること。銛打ちかよ! ちょっと『白鯨』の登場人物を思い出してしまった。
銛はともかく、ツインテールのかわいいアイドルカレンちゃんとか、腋が甘いステラちゃんとか、1パターンしか立ち絵がないミモザさんとか、そのほかヘンテコなキャラも揃っている。
ゲーム制作のメインスタッフはスタッフロールに名前が出ており、検索してみるとそれっぽい方々が引っかかる。しかし、そういうスタッフにコンタクトを求めても、決して有り難がられないと思う。(以下は筆者により抹消されている)