前回のあらすじ

まあ前回、成人向けコンテンツを創製することについて述べたのだが、日頃そんなに成人向けコンテンツを見て取材しているわけでもなく、NTRとか興味がないけれども、何かしら新しい性癖の発掘をしないとなかなか新しい面白さのコンテンツを創製することができんかもしれない、と思っている。

だからといってDL作品を何作も買って読んでみても、オニャノコ描写に関してはそんなに多数のパターンがあるわけでもなかろう。また以前から言っているように(吾輩の好みの作品としては)オニャノコが烈しく快楽していて、それが愚息に刺激的に伝わる、というような作品を作れたらと思っている。つまり男目線というか、男を主役にしたシチュをそんなにかきたくない、他の誰かがかくだろう、ぐらいに思って中々進まない。

男を主役にして、自分の望む作品というのはどんなんだろうな。まあ年齢は若いほうがいいだろう(絶倫ならなお良し)。そんでもってウブな感じで、相手のオニャノコもウブな感じがいいのだろうか。でも何も知らぬオニャノコが急に烈しく快楽することってちょっと起こりにくいよな。

これまでは、成人向けコンテンツだし、エロいシーンをしっかり描写できればとりあえず合格、みたいに思ってきたが、話の基本的シチュとか、キャラの性格・心理描写とか、旨くやればそれは肝腎のエロシーンの魅力を増すことになるとは思っている。

吾輩の作りがちな話を、少々焼き直し気味に作ることもできようが、ちょっとここらで新しさを追求したいなと思ってもいる。新しさはやはりエロメディアに取材しないと分からないものだろうなぁ。エピクロス哲学書にそんなことは書いておらぬし。(ちなみに、性的な快楽は、健康を害さなかったらそれで良しとすべきである、とエピクロスは述べている)

まあ結局、この頃の欲求としては、続き物を作りたい、エロさはそんなに盛らなくてもいいけれども、人間関係をじっくり描きたい、という気持ちが強いので、読み切り単発のエロいコンテンツを創製する意味があるのか、という問題がある(小遣い銭になればそれはそれで良いことではあるが)。実は続き物のエロい作品を一昨年から少しずつ発表してきているが、これは金にはならぬと思っているし、気の向くまま作っているからDL同人として売ることはあまり見込みがない。

大事なのは今すぐ売れるDL同人を作ることではない。自分の好み、興味の範囲を少しずつ広げ、読者のそれと重なり合うようにしていく、そこに価値が生まれ対価が生まれるのだ……