前回のあらすじ

成人向けのものを構想して、形にする、それで売上を上げるということは誠に六つかしいものである。

一次創作のものでは、たとえ「こういうジャンルやシチュを描けばウケる」ということが分かっていたとしても、吾輩が制作したいと思えるものでなければできない。そこまで商売に徹することができない、というわけである。

ちょっと前に、触手はどうであろう、と思ったこともあるが、一回で飽きた。

衣服に対するフェティシズムを前面に出すのが向いていると思うが、好きな衣服はいくつもあるけれど、成人向けのものにすると結局それを脱がしたり、損壊したり、汚したりするわけだから……それを含めてフェチを感じられるかが問題となる。

結局、吾輩がいつも創製しているあの衣類とか、あの衣類をテーマにせざるを得なくなる。ウケないものにリソースを注ぎ続けることはできない……

前々から言っているように、オニャノコが感じている快楽を、読者にもリアルによく分かるように届けること、それが吾輩の追求できる一つの道だと思うし、旨くできれば売れるものだと思うのだが、別にウソでも(というか人体構造等の半端な知識によるものだけれど)、例えば小指が性感帯でもいいから、オニャノコが快を感じていること、それを表現したいものだと考える。

勿論、しかし、上記のように定番の衣類をメインにしないと面白くないし創製する意義もないと思うので、衣類は衣類としてこだわって描写し、且つ快楽を強烈に描写することが必要であろう。向後の課題となる。