前回のあらすじ

物の整理というのは、古来より人類を悩ませてきた(?)。

まあ吾輩は紙類を整理する必要がよくあるのだが、ここんところは入手する紙類と、売却・廃棄する紙類が、まあまあ釣り合っているので幾分ましである。つまり古来より吾輩は紙を一方的に増やしてきたのである。

兎にも角にも、漫画に関しては悩みが尽きない。漫画を読んで参考するとしたら、どうせなら紙に印字されたものを読んで、隅々まで眺めたいと思う。ディジタルで小さくなっている漫画をブラウザで見てそれで満足というわけには中々ゆかない。

漫画も、ついでに活字も、本で買えば、要らなくなったらいずれ売却することができる。ディジタルデータではそういうことはできぬ。まあ今後死が近づくに際し、残す必要がない紙、残したくない紙などを次第に廃棄することとなろうが、技法書など何年もかけて発見したり探したりして手に入れたものは決して手放したくないと思う。

文学とか、評論を専攻する学者など、古来より本がぎっしり詰まった書斎に悩んでいるものだろう。ただ論文などはどんどんデジタル化されていて、書籍もデータで買うようになれば意外と物はかさばらない、という言い方もできる。

とまれ、漫画を参考にするには紙の本を読みたい。これだけは中々譲れないものなのだが……仕事場の広い狭いによって、本の扱い方、入手の仕方も変わってくるのは仕方ないことであろう。

ちなみに同人誌もできるだけ紙で買いたいし、棄ててしまったら二度と手に入らぬものがほとんどだろう(逆に言うとデータで買ってしまえば、管理をちゃんとすれば逸失することがないので安心である)。だから同人誌は慎重に吟味して買い、大事に保管するのがいいであろう。